芦苅/アモーレ　(脚本集)　星組　大劇場公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

星組

発売日

1959-10-01

出演者

明石照子・毬るい子・桃山千歳・篠原朝美・天城月江・畷克己・四條秀子・八雲楊子・南城照美・槇克巳・淀かほる・恵さかえ・那智わたる・峰京子・高殿ゆかり・鳴海潮・若宮淡紅子・本城珠喜・多摩川登季子・深山しのぶ・若山かず美・水代玉藻

商品内容

【芦苅】

左衛門は妻の真弓と、京のはずれ西七条の辺りに貧しい生活をしていた。 来る日も来る日も、仕える主を求めて歩く左衛門、明け暮れの貧苦に疲れはてた真弓、二人は互いに愛し合いながらも、顔をあわすと相手の心を傷つけあうのだった。

或る日、隣に住む陰陽師うけらの慰めの言葉で心によりどころを得た真弓は、鏡に向かって身づくろいをはじめた。 今日こそ心のうちをハッキリ云おう、そして夫の胸に身を投げ出して共に悲しみを分かち合おう――と、浮き立つ思いで夫の好きな酒を買いにでかける。

そのあとへ左衛門がしょんぼり帰ってくる。 そして近所の子供たちを相手に、他愛もないことを云いつつも、その眼には涙があふれていた。

そんな左衛門をみると真弓は、やはり駄目であった。
二人は心の中とは反対の言葉でお互いの心を傷つけあうのだった。

そして二人は別れてしまい、五年の歳月が流れた。

真弓は、弟弓彦の使える藤原安方の奥方になっていた。 その頃、左衛門も、安方の領地、難波の浦下の里で芦売りを業としていた。 任地を見廻る夫安方の供をして真弓は、この難波の浦を訪れ、思いがけなくも左衛門にめぐり逢う。

しかし、左衛門は真弓を避けて逃げ出してしまうが、真弓は後を追い掛けるが……。


【アモーレ】

ナポリ生まれたのマリオは、幾年ぶりかで故郷の土を踏んだ。
駅には竹馬の友のヴィットリオが迎えに来ている。
ヴィットリオはナポリ随一のレストランの料理人である。

そして彼には美しい花売娘アサンタという恋人がある。
旅の疲れも癒えたマリオは、アンジェラを訪ねた。
彼の帰郷した目的の一つは彼女との結婚であった。

ところがその翌日、マリオはヴィットリオを訪ね、そこでナポリの人気歌姫コスタンツエラを知る。 妖艶な彼女はマリオとヴィットリオの心を強く動揺させるのだった。

その夕方、浜辺を散策していたマリオは偶然コスタンツエラに出逢い、魅惑的な彼女の美しさ、強烈な太陽の匂いを感じたマリオは素直に彼女を抱いていた。 そして二人は、小舟に揺られソレントからカプリ島へ愛の船旅を楽しんだ。

同じ頃、ナポリの裏街では、ヴィットリオがコスタンツエラに浮気心をおこしたことから、彼とアサンタとの間に、華々しい口論が始まってしまい……。

それから数日、恋人のマリオとコスタンツエラの仲を知ったアンジェラもまた、市場を通りかかったコスタンツエラに喰ってかかり、取っ組み合いの大喧嘩をはじめた。

二人にそれぞれ加勢も加わって、街中は大変な騒ぎになってしまう……。



写真が掲載されていのは、上記の方たちのみです。

公演日

公演会場

宝塚大劇場

原作

宇野信夫・岡田恵吉

監督

宇野信夫・岡田恵吉