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三つの愛の物語/フォルテで行こう (脚本と配役) 星組 大劇場公演プログラム<中古品>

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商品番号 PRG-41129B
販売価格 ¥ 2,980 税込

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商品説明

種別
公演プログラム
星組
発売日
1961-07-01
出演者
寿美花代・毬るい子・千波静・黒木ひかる・四条秀子・槇克巳・水代玉藻・天城月江・若山かず美・本城珠喜・高殿ゆかり・三鈴寿子・如月美和子・鳴海潮・深山しのぶ・黛ひかる・高城珠里・穂波しのぶ・多摩川登季子・大空美鳥・天乃小舟・飛鳥妙子
商品内容
【三つの愛の物語 ― 新・いそっぷばなし ― 】

その1:めめんじゃこ物語

めめんじゃこは海の中で一番小さな魚であり、魚の王様タイなどの足元にも及ばなかった。 めめんじゃこの親たちは、身分の違いを諦め、その境遇に甘んじているが、子供たちはそれが不思議でならなかった。

ある日の事、海に異変が起こった。
静かで平和な海に、漁師の網が打たれて、全ての魚が網にかかったが、小さなめめんじゃこは網の目から逃れることができた。

小さくたって魚だ、自分たちは魚だ、とめめんじゃこの子供たちは叫んだが、親たちは魚同志手を組んでいかないといけないと子供たちを諭し、力を合わせて網を破り、他の魚たちを助けた。

海に再び平和な朝が訪れた時、魚たちは誰もめめんじゃことは呼ばなかった。


その2:こうのとりばなし

これは兵庫県豊岡市に起こった事実をもとに制作された話。

激しい風にのって、黒雲が走り、冬が来る気配が見えると、こうのとりは一団となって飛び立った。 また来年まで……しばらくこの地ともお別れである。

その時、一羽が電線に引っかかって落ちた。
羽根を痛めて飛べなくなったその鳥は、去りゆく一団を淋しげに眺めていた。 その時、もう一羽の鳥が戻ってきて、傷ついた鳥のそばに寄り添った。

やがて雪が降り始めた。
傷ついた鳥は、もう一羽にこうしていてはあなたも命がなくなってしまうから、飛び立つように言った。

もう一羽の鳥は、悲しい別れを交わして飛び立とうとしたが、それが本心ではないので、無理に足を滑らせて怪我をした。

二羽のこうのとりが初めて知る純愛。
片羽ずつの鳥の歓喜の踊りが、降り続く雪の中で続けられる。
二羽が抱き合って励まし合って、寒さに耐えてゆく。

少しずつ春が近づいてきて、長い苦闘を耐え抜いた時、懐かしい仲間の声が聞こえ始める。


その3:お月様を恋した金魚の話

静かな夜。
みなし児の金魚が、年老いた金魚にたずねた。
あの水面にゆらゆら動いて輝いているものはなに?

あれはお月様だよ、つまりあの美しい姿は私たちの望んでいる幸福で、あれを一人占めしたら幸福になれそうだけど、かえって不幸になる。 なぜなら、幸福は皆のものだからと、年老いた金魚は答えた。

しかし、そうは聞いたものの、顔にアザがある、みなし児の金魚は、自分の不幸を取り除こうと、金魚鉢の水面に浮かぶ幻の月をどうにかして自分のものにしようと試みたが、それははかない望みだった。

ある日、金魚鉢に新しいお客様がやってきた。
今までにない美しい金魚で、そして、皆でこの美しい金魚に一つずつ贈り物をして、歓迎会をすることになった。

みなし児の金魚もその美しい金魚に憧れてはいるものの、あげるものがない。 そして、あの方に幸福のお月様をあげることを思いついた。

思いつくとみなし児の金魚は、水に浮かぶ月を取ろうとしたが、勢い余って金魚鉢から飛び出してしまった。

そこには黒猫が爪を磨いて待っていた。
幸福を一人占めにしようとした金魚は、猫に殺されてしまった。
外での悲劇も知らず、金魚鉢のなかでは、盛大な歓迎会がひらかれていた。


【フォルテで行こう】

青春の情熱的な躍動と、虚無感の交錯、真夏の太陽の輝きのような強烈さを感覚的に表現しており、音楽面ではモダン、ジャズを中心に全てのモダン派のし、これに呼応して振付も非常にアクセントの強い、つまり「フォルテ」な踊りになっている。
公演日
公演会場
宝塚大劇場
原作
植田紳爾・横澤秀雄
監督
植田紳爾・横澤秀雄