グランサッソの百合　星組　バウホール公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

星組

発売日

1991-09-15

出演者

紫苑ゆう・白城あやか・洲悠花・葉山三千子・一樹千尋・夏美よう・鞠村奈緒・千珠晄・阿樹かつら・泉つかさ・英真なおき・希波千愛・松原碧・町風佳奈・出雲綾・千秋慎・天地ひかり・英りお・三枝みづき・鷺草かおる・貴柳みどり・南紀ちひろ・光樹すばる・萩尾仁美・紫城輝・美草由布・にしき愛・彰乃早紀・美々杏里
専科：箙かおる

商品内容

イタリア中部の山頂ホテル“グランサッソ”を舞台に、イタリア･ファシスト党党首ムッソリーニを護送してきたイタリア海軍の青年士官と、ホテルの経営者の養女で英伊混血の娘との哀しい恋を描いた作品。


1943年8月、山頂ホテル「グランサッソ」では、戦禍を避けて長期滞在しているオルテペロ侯爵の令嬢ステラの誕生日パーティーが開かれていた。

そこへジョバンニ大佐率いるイタリア軍が、逮捕されたイタリア前首相ムッソリーニを連行してやってきた。

このホテルは山頂のロープウェイを止めれば登頂不可能となるため、ムッソリーニを監禁するためにこのホテルにやってきたのだった。

ホテルの人々は無期限に下山禁止を言い渡された。
護衛隊の隊長ジョバンニの監視下でムッソリーニも身動きがとれずにおり、ホテルの人々も混乱の中にいた。

そんな状況下の中でも大佐の命令にも逆らうことができたのは海軍から派遣されたアントニオ・ルチアーノだけだった。

どこか孤独な影を持つアントニオにステラは一目ぼれした。

ムッソリーニはホテルの経営者ピエトロが実は隠れファシスト党員で、その雇人でホテルの支配人フェデリコが隠れファシストのリーダーである事を知り、早々脱出計画を練り始めた。

しかし、護衛隊の中でもアントニオだけは決して隙を見せなかった為、フェデリコは婚約者でありピエトロの養女であるリリーにスパイをするように言いつけた。

仕方なくアントニオに近付いたリリーだったが、よく似た境遇の二人は次第にお互いの孤独な心を寄せあい、愛し合うようになっていく。

ある朝、登頂不可能なはずのホテルにオットーがやってきた。
そこへ戦争終結の知らせが入り、人々は歓喜に沸く。
オットーは実はムッソリーニ奪取作戦の偵察のために来たドイツ・ナチ親衛隊特殊部隊の隊長であった。

その頃、ドイツの強襲を知らせる手紙がツーロンからリリーの元へ届き、リリーはその情報を真っ先にアントニオに伝えた。

親しく語り合う二人の様子を見たフェデリコは逆上し、リリーの実父がムッソリーニであるという秘密を暴露してしまう。

ショックを受けたリリーを支えるアントニオの姿にもはや自分の立ち入る隙はないと気付いたフェデリコはムッソリーニ奪回作戦の日にアントニオ殺害を決心する……。

公演日

公演会場

宝塚バウホール

原作

小原弘稔

監督

小原弘稔