シチリアの風　星組　バウホール公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

星組

発売日

1989-12-23

出演者

日向薫・毬藻えり・葉山三千子・萬あきら・一樹千尋・吹雪仁美・夏美よう・鞠村奈緒・泉つかさ・松原碧・天地ひかり・卯月佳・羽衣蘭・九重はるか・松風良・真中ひかる・三枝みづき・鷺草かおる・紫城輝・にしき愛・彰乃早紀・夏毬子・青山雪菜・麻央りつき・安城ありさ・神田智・万理沙ひとみ・嘉月絵理
専科：深山しのぶ・千雅てる子

商品内容

ロシアの文豪ドストエフスキーの生涯最後の作品となったこの小説「カラマーゾフの兄弟」を脚色し、舞台をロシアからイタリアのシチリア島へ移して展開される愛と憎しみの物語。

放蕩者だが根は純朴な退役将校の青年が、母の遺産や恋人をめぐって父と争い、果ては犯してもいない｢父殺し｣の汚名を着せられるという悲劇を描いた作品。


シチリア島の地主カルロ・ゴンザーレスには三人の息子がいた。 先妻との間にできた長男エミリオは気性も激しく、軽率で遊び人。

強欲で淫蕩な父を嫌って軍隊に入ったが、決闘騒ぎで降等処分になり、辺境の守備隊へ左遷される。

エミリオと腹違いの次男ジュリアーノは知的な合理主義者で、ナポリの大学を卒業したあと、無神論的な論文を発表して、文筆業で身をたてている。

末っ子のフランチェスコは純粋で無拓な少年で、僧院のハビエル長老に師事している見習い神父である。

エミリオは辺境の町で守備隊帳のパーティーにおいて、その令嬢エリーサと出会い、後に婚約をする。 やがてエミリオは軍隊を退役し、故郷のシチリアに帰った。

そこで、再び、父との争いが始まる。
亡母の遺産を巡って、エミリオは自分の所有権を強く主張するが、父は全く聞き入れず、エミリオは放蕩がたたって無一文になっていた。

エミリオは母の財産の証文を持っているビアンカ・カルヴィノという高利貸しに会いに行く。

ビアンカは若い女で、しかも男の気をそそる美貌の持ち主だった。 ビアンカはカルロに頼まれエミリオを誘惑し、金の事などもうどうでもいいと思わせるように罠をしかけるつもりだった。

エミリオも彼女を痛めつけて証文を取り戻すつもりだったが、ビアンカの魅力に一目でまいってしまう。

似た者同士の二人は何となくうまがあって、エミリオがエリーサから姉のアドリアーナに送金を頼んだ三千リラの金もビアンカとの豪遊してつかってしまった。

そして、エミリオはエリーサとの婚約を破棄してビアンカと結婚する為に、使い込んでしまった三千リラを何とかしてエリーサに返さないといけないと思い詰める。

そして、焦るエミリオはビアンカとその育ての親サルヴァトーレの策略にはまり、全くの無一文になってしまう。

進退極まった彼は、ビアンカの家に行くが彼女がいない所から、父カルロが隠したのだと思い込み、前後の見境なく父を殺してやると家へ走るのであった……。

公演日

公演会場

宝塚バウホール

原作

ドストエフスキー

監督

太田哲則