カルメン/プリズム・パレード　花組　東京公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

花組

発売日

1950-02-01

出演者

打吹美砂・宮城野由美子・明石照子・新珠三千代・玉野ひかり・鵲渡・黒木ひかる・大路三千緒・日下輝子・月空美舟・美柳日佐子・麦波ひばり・睦千世・鳴海潮・藤波洸子・櫻野美也子・三鷹恵子・久世美子・新羅笙子・櫻間美幸・若浦朝生・月路兎志子・大津ひろみ・鼓ヶ浦満子・山路小百合・紫雲冨士子・芦影みさを・淀かほる・八千草薫・姿美也子・若狭みどり・江藤冴子・竹園まり子・雅章子・月城明美・春名初美・天木三晴・秋野たま子・有馬稲子・筑波峯子・葵由紀子
専科：雪城美沙子・越路吹雪・淡路通子

商品内容

【カルメン】

越路吹雪がカルメン、ホセを打吹美砂が演じている。


カルメンは煙草工場で働く美しいジプシーの女だった。
彼女の奔放で強烈な性格と美しさに惹かれない男はなかったし、彼女の傲慢な心もまた、自分の意のままにならぬ男はないと信じていた。

男たちの騒ぎをよそに、カルメンを見ようともせず、詰所の前で銃を磨いている純朴なホセにカルメンは惹かれ、ホセの顔に石竹の花を投げると、矯声をあげて工場の中へ走り去った。

やがて、工場から工女たちの悲鳴が聞こえ、工女の一人ドロレスと小刀を手にしたカルメンが出てきた。

工女たちは二人を引き離したが、この騒ぎに詰所から中尉も出てきて、ドロレスを傷つけたカルメンを逮捕し、カルメンは監獄へ行かねばならなかった。

中尉は令状を渡して、ホセにカルメンを本部まで連れて行く任務を命じた。

ホセに縄をかけられながらも、カルメンはホセを誘惑し、自分を逃がしてほしいと頼んだ。 純朴なホセはカルメンが自分を愛してくれているという言葉についにカルメンを逃がしてしまった。

カルメンを逃がした罪でホセは数か月の営倉生活をした上に、伍長の位を取り上げられなばならなかった。

ホセは営倉生活の間も忘れることができなかったカルメンを、リリアス・バスチアの酒場へ訪ねた。 カルメンは恋人の出獄だといって歓声をあげて迎えてくれた。

同じ日、カルメンの情夫ガルシアも監獄から脱獄して来て、カルメンが自分の留守中にホセに気まぐれな恋をしていると知って、ホセを密輸入の仲間に引き入れてやろうと企んでいた。

帰営ラッパの音を聞いて帰ろうとするホセをカルメンは意気地なしだと罵り、軍隊から脱走して密輸入の仲間に入るように言うのだが、ホセはそれを断った。

丁度そこへカルメンを訪ねてきた中尉に嫉妬したホセは、中尉と争って彼の剣を叩き落としてしまい、上官を侮辱したホセは帰営すれば罰せられるので、結局カルメンの愛を失いたくないと密輸入者の仲間に身を投じた。

ホセはガルシアが驚くほどの腕利きになっていたが、ガルシア達の残忍なやり方には妥協することができず、遂には口論となり、果てに殺してしまった。

ホセは今の生活から離れ、カルメンと二人で何処か遠い国で静かに暮らすことを望んでいたが、その頃カルメンの心は既にホセから離れ、グラナダの闘牛士ルウカスに心を動かしていた。

ホセが一緒にアメリカ大陸渡って新しい生活を始めようと言う言葉にも耳をかさず、ただ、彼の弱気を冷笑するだけだった。

カルメンはルウカスの後を追って闘牛場に来ており、それを知ったホセはカルメンを闘牛場の入り口で捕まえ、もう一度二人でやり直そうと懇願するのだが、カルメンはもう自分の気持ちはホセにはないと言う。

それを聞いたホセは、怒りに逆上し持っていたナイフを振り上げた――。


【プリズム・パレード】

内海重典作・演出のグランド・レビュー。

公演日

1950-02-03

公演会場

帝國劇場

原作

プロスペル・メリメ　・内海重典

監督

堀正旗・内海重典