微笑の国/ショウ・イズ・オン　月組　(脚本と配役)　東京公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

月組

発売日

1961-01-01

出演者

真木弥生・加茂さくら・吉月朱美・和歌鈴子・黛光・龍城のぼる・藤里美保・都乃錦・穂波しのぶ・千草栞・淀かほる・天乃小舟

商品内容

【微笑の国】

フランツ・レハール作曲の有名なオペレッタ。


ホルデンブルグのリヒテンフェール伯爵邸では、今宵も華やかな舞踏会が開かれていた。 中でも当家の令嬢リーザは美しく皆の憧れの女王だった。

彼女には、幼馴染のギュスターヴ海軍中尉という陽気でハンサムな婚約者がいた。

ところが運命のいたずらか、その夜、舞踏会に招待されている、仏陀の国東洋支那の王子スウ・チェン殿下と逢ったリーザはその神秘的な微笑を讃えた優雅な姿に強く心惹かれる。

スウ・チェンもまた美しいリーザのことが忘れられなくなってしまった。 二人はその夜、月の光に照らされた花園で永遠の愛を誓いあう……。

その時、支那大使館から使者が来て、スウ・チェンに王位継承の為、すぐに帰国するように電報が入ったと知らせに来た。 それを知ったリーザは今は愛するスウ・チェンに従って遠く東洋の国へ行く決心をする。

リーザは故国を離れ、志那でスウ・チェンの妃となり、生活の変化にも耐え、スウ・チェンの妹ミイとも仲良くなり幸せな日々を送っていた。

だが、唯一の気がかりは、スウ・チェンの叔父チャン殿下を中心とする王族の冷たい視線だった。

リーザを妻に迎えると言うことは国の掟に背くことで、許されることではなく、妃は祖先の神チャンゴワによって定められた支那の貴族の娘を迎えねばならなかったのである。

厳しい国の掟はスウ・チェン王とも破ることができず、彼は四人の花嫁を迎えることになる。

この恐ろしい事実を知ったリーザは、愛し合っても結局、結ばれることのない二つの世界――東洋と西洋の違いを知り、悲しみのうちに支那を去る決心をする。

そして、ちょうどその時、大使館の駐在武官として当地に赴いていたギュスターヴ中尉の親切にすがることにした。 だが、スウ・チェンは愛するリーザを手放す気になれず、その権力を用いて彼女を一室に監禁してしまう。

兄のあまりの横暴に、妹ミイはリーザに同情し、ギュスターヴに協力し、彼女を宮殿から逃がしてやろうとする。 そして、ギュスターヴと二人、宮殿の奥深く忍び込み秘密の通路をリーザに教えてやる。

重い鉄の扉は開かれたが、そこには一人淋しく、口元にかすかに優しい微笑をたたえて立ちつくすスウ・チェン殿下の姿があった……。


【ショウ・イズ・オン】

世界の歌と踊りでつづる楽しいショー。

公演日

公演会場

東京宝塚劇場

原作

ヴィクトル・レオン　・宇津秀男

監督

白井鐵造・宇津秀男・内海重典