10月号・11月号にも書いたのですが、最近ビデオで明日海りおさんの「春の雪」を観て、当時の劇評や、舞台写真を見たくて、関連の「歌劇」を連続で3冊宝塚アンさんで購入。12月号には「春の雪」の舞台写真が載っています。
春の雪の「ル・サンク」は無いのでしょうか?見つけられず。この12月号の写真で我慢我慢。
明日海さんの清顕は、11月号のレビューにも書いたのですが、役作りにおいて素晴らしかったです。この頃、メキメキと実力を付けて来たんでしょうね。人物像の解釈もさることながら、この「学ラン」という質素な衣装がこの上もなく豪華な衣装に見えました。カーテンコールでもこの黒い学ランで良いくらい似合っていました。
「ハンナのお花屋さん」の中の喪服の黒スーツもとてもスッキリとして美しかったですが、明日海さんは、飾り立てる必要が無いんですね!
生田大和先生の演出も素晴らしく、装置・照明・粉雪も綺麗でした。日本の四季が移り変わります。ラストに桜が散るんですが、明日海さんの目の演技に、幕が下りる瞬間まで目が離せませんでした。あの、幕が下りる直前の目の表情の変化は何を意味しているのでしょうか?!聞いてみたいです!
蝶を追いかけるモチーフの演出。
蝶は美しいけれど儚いものの象徴ですよね。耽美的で良いですね!
また、特筆すべきは専科の美穂圭子さん。蓼科役、素晴らしかったです!ロミオとジュリエットの乳母と同じ役者さんとは思えない!お芝居をしっかり締めていましたね。
以上、「春の雪」にハマった最近。今更ながらの個人的な感想に3号連続で投稿してしまいました。