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白鳥の道を越えて 月組 東京新人公演プログラム<中古品>

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商品番号 PRG-72112B
販売価格 ¥ 2,480 税込

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商品説明

種別
公演プログラム
月組
発売日
1981-10-16
出演者
剣幸・郷真由加・大川令於・冴月美和・未沙のえる・江里美幸
商品内容
菊田一夫作「花と野武士」より、11世紀の南イタリアを舞台に、海賊で知られるバイキングの若者が、数奇な星の下に生まれながら雄々しく生きていく姿を描いたもので、親子兄弟の相剋と愛とを浮き彫りにしたロマン作品。


11世紀中頃の、南イタリアのカプリ島を根城に地中海を荒らしまわる海賊たちがいた。 ノルマン・ヴァイキングの海賊の末裔オートヴィル一族である。

家長ロドリーゴを首領に固く結束し、かつて祖先が富と冒険を求め雄々しく船出していったように彼らも野望を果たすべく地中海へ乗り出していった。

ロドリーゴには勇猛で心優しいロベルトと、粗暴なギスカールという二人の息子がいた。 ロベルトは「地中海の黒鷲」と恐れられていたが、抜群に人望が厚く、母をいたわる心優しさ故、女たちからも慕われていた。

しかし、ロドリーゴはロベルトを疎んじ、次男のキスカールを溺愛していた。

ある夜、オートヴィルの城ではロベルトとギスカールを頭に若者たちだけでミラノ公の船を襲撃し大勝をした祝いの宴が催されていた。

捕えたミラノ公の若妻レジーナを自分の分け前に欲しいとギスカールは父にねだり、父もそれを許すのだが、嫌がるレジーナを見かねたロベルトはこの人は自分の命の恩人だから許してやってほしいとギスカールに頼んだ。

それを見て激怒したロドリーゴはその場で、一族の後継者をギスカールに決めてしまった。

実はロベルトはロドリーゴの実の子ではなかった、20数年前、スペイン船から略奪してきた貴婦人が、そのとき身ごもっていた子だったのだ。 そしてその貴婦人こそが今はロドリーゴの妻、マルゲリータであった。

そしてロベルトがイタリア本土のノルマン諸侯と協力しあってナポリを攻略しイタリア本土にノルマン人の国を建国する計画を推進していたが、それがロドリーゴの耳に入った。

怒ったロドリーゴはギスカールにロベルトの暗殺を命じた。

ロベルトの元で働いていたジプシーのパウロから父の暗殺命令を聞いたロベルトは耳を疑うも、なぜ、父がそこまで自分を憎むのか、理由を母に問う決心をした。

マルゲリータの元へ向かう途中、父の老臣グリージャからすべてを聞かされ、愕然とした。 そしてロベルトは父や弟の為にも、又、自分の夢と理想の為にも、この地を去ることを決心するのだった。

一方、ギスカールはレジーナからロベルトの出生の秘密を聞かされる。

ギスカールは兄の苦しみを知り、自分が死ぬ覚悟でロベルトと決闘することになった。

ついに、ロベルトとギスカールの戦う日がきた――。


※写真は掲載されておりません。
公演日
1981-10-16
公演会場
新宿コマ劇場
原作
菊田一夫
監督