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嫁とり長者/カチューシャ物語 星組 大劇場公演プログラム<中古品>

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商品番号 PRG-41195B
販売価格 ¥ 4,980 税込

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商品説明

種別
公演プログラム
星組
発売日
1962-09-04
出演者
那智わたる・春日野八千代・麻鳥千穂・橘香久子・水代玉藻・立花公子・天城月江・美吉佐久子・若山かず美・深山しのぶ・若桜薫・若宮紅淡子・本城珠喜・千波淳・大空美鳥・小城しのぶ・如月美和子・鳴海潮・東雲暁美・水城のぼる・羽山紀代美・風さやか
商品内容
【嫁とり長者】

昔々、あるところに、大金持ちの長者が住んでいた。

ところがこの村一番の長者が不治の病となり、明日をも知れぬご容体に、お屋敷は巫女の婆さんが来るやら、葬儀屋の六助が特上の棺桶をかついでくるやら、大騒ぎになっていた。

あまりのことに、女中のよねと三太夫の馬六、乳母のいかず後家のお鹿が、鈍太郎を屋敷へ連れ戻してきた。

長者は息子が未だに嫁をもらわずにいることが心配で、今日一日、自分の命ある間に嫁を娶とり、家をつぐように言うのだった。

それを聞いてしめたと思った鈍太郎はいつも夢に見る美しい女役者か、大きなお代官のお屋敷にいる綺麗な腰元を探しに行こうと、驚く馬六、お鹿を連れて飛び出してしまう。

何故か、心の優しい女中のよねは、涙に頬を濡らすのであった。

さて、嫁探しに出た鈍太郎は、町の大歌舞伎一座に飛び込んだり、悪名高き代官腹黒満太夫の屋敷に入ったりしているうちに、大事件に巻き込まれていくのである……。


【カチューシャ物語】

原作はトルストイの「復活」。


傍聴人でうずまったモスコーの地方裁判所。
殺人容疑のかどで捕まったエカテリーナ・マースロワ(別の名をカチューシャ)の裁判が行われようとしている。

陪審員席には先ほどからこの女をじっと見つめている一人の男の姿があった。 彼こそ、カチューシャにとって片時も忘れることのできなかった人、ドミトリー・イワーノイッチ・ネフリュードフであった。

何故、カチューシャはこうして裁かれなければならないのか…ネフリュードフは過ぎし日の思い出にふけっとゆくのだった……。

秋の麦の取り入れも終わり、各農場はその歓びに歌い、踊り、酔いしれている頃、カチューシャとその婚約者ピョートルの二人も愉しい愛の一時を過ごしていた。

そんな時、カチューシャが仕えている公爵家の若き当主ネフリュードフが休暇をとって帰ってきた。

三年ぶりに帰ったネフリュードフは成長したカチューシャの姿がとても美しく見え、二人は身分違いも忘れ愛し合うが、結果的にはカチューシャにとっては不幸なものであった。

仕えていた邸を去り、貧しい伯母の家に身を寄せ、やがて子供を産むが、彼女はその家からも追い出されてしまった。

悲しみにくれるカチューシャは、ネフリュードフを求めて彷徨い歩くが、ネフリュードフは今や彼女の事など忘れてしまい、同じ将校仲間の従妹ミッシィとの恋に夢中だった。

こうして10年の月日が流れた――。
生きていく為にカチューシャはいつの間にか、売春婦にまで身を堕としていた。 カチューシャの美しさに惹かれた商人のスメルニコフは、嫌がるカチューシャにしつこく付きまとっていた。

カチューシャの暮らすホテルの用心棒でどこかネフリュードフに似ているカルチンキンはそんなカチューシャの気持ちにつけ込んで悪事をたくらんでいた。

それはカチューシャにスルメニコフを部屋に連れ込んで、ぶどう酒に眠り薬を入れ、大金を盗み取らせるという計画だった。 カチューシャはスルメニコフから逃れる為、それが毒薬とも知らず、その計画を引き受けたのだった。

全ての罪が彼女一人にふりかかってくるとは考えも及ばずに……。
こうして、今、彼女は捕らわれの身となり法廷で裁かれていたのだ。

ネフリュードフは判決の結果を案じていたが、カチューシャに下された判決は懲役12年、シベリア流刑……という厳しいものであった。

すべての真相をはじめて知ったネフリュードフは、早速、監獄へカチューシャに会いに行くが、10年という歳月の流れに、変わり果てた彼女の姿を再び見た時、彼は自分の罪の恐ろしさに苦しみ、彼女への愛に全てを投げ打ってでも生きようと誓うのだが……。

そして、カチューシャは、多くの罪人たちと共に貨物列車に乗せられ、シベリアの流刑地へと流されてゆくのだった……。
公演日
公演会場
宝塚大劇場
原作
植田紳爾・トルストイ
監督
植田紳爾・菊田一夫